古代交通研究会は、日本の古代を主たる対象に、交通・交易・交流や、交通路・交通施設・交通手段等を研究するため、
歴史学・考古学・地理学・文学・土木史等の分野の研究者が集まり、1992年に設立された学際的研究会です。
古代交通研究会第22回大会は無事に終了いたしました。 |
第22回大会 律令国家の辺境と交通−揺れ動く境界と領域−
2023年7月1・2日に慶應義塾大学で開催しました(オンライン参加を併用したハイブリッド開催)。
律令国家の辺境と交通−揺れ動く境界と領域− | |||
7月1日(土) 13:00〜17:30 |
総 会 | ||
栃木県大田原市小松原遺跡を中心として | 上野 修一 氏 | ||
高野遺跡(滋賀県栗東市)の調査 | 福井 知樹 氏 | ||
横大路 | 山田 隆文 氏 | ||
紀和国境付近の南海道駅路 | 大岡 康之 氏 | ||
7月2日(日) 10:00〜16:30 |
主旨説明等 | ||
古代東北の物流・交通と地域編成−陸奥側の視点から− | 永田 英明 氏 | ||
出羽山道駅路と「秋田之道」を復元する | 高橋 学 氏 | ||
越後・出羽の領域変遷と交通路 | 相澤 央 氏 | ||
陸奥国中部における支配領域の拡大と交通、社会−飛鳥・奈良時代を中心に− | 村田 晃一 氏 | ||
パネルディスカッション |
大会資料集は引き続き、六一書房ウェブサイトで購入頂けます。
第21回大会 古代・中世移行期の交通と祭祀
−北陸道・山陰道の水上交通・陸上交通を中心に−
2021年6月26・27日に國學院大學を運営会場としてオンラインで開催しました。
古代・中世移行期の交通と祭祀−北陸道・山陰道の水上交通・陸上交通を中心に− | |||
6月26日(土) 13:00〜17:30 |
総 会 | ||
原遺跡(宮城県岩沼市)の調査 | 川又 隆央 氏 | ||
東山道駅路牛堀・矢ノ原ルートの新例 −推定東山道駅路溜池地区の調査成果の概要− |
和久 裕昭 氏 | ||
鳥取県鳥取市青谷町養郷遺跡群・善田傍示ヶ崎遺跡 | 坂本 嘉和 氏 | ||
高田遺跡の道路遺構と土佐国衙跡周辺の遺跡 | 池澤 俊幸 氏 | ||
6月27日(日) 10:00〜16:30 |
主旨説明等 | ||
水陸交通の結節点−琵琶湖塩津港遺跡と神社 −港湾における古代祭祀と中世への変質− |
笹生 衛 氏 | ||
能登半島を縦断する北陸道の大動脈 邑知地溝帯と気多神社・寺家遺跡 | 中野 知幸 氏 | ||
古代(平安期)山陰道及び日本海西部の水上交通研究の現状 | 吉永 壮志 氏 | ||
コメント:陶磁器の流通と港湾施設の観点から−山陰地域の状況を中心に− | 廣江 耕史 氏 | ||
パネルディスカッション | |||
【共催】国史学会 |
大会資料集は引き続き、六一書房ウェブサイトで購入頂けます。
【New!】大会の内容を核として、八木書店から『古代の交通と神々の景観―港・坂・道―』が出版されました。(2023.5.26刊行)
本の詳細は『古代の交通と神々の景観―港・坂・道―』チラシをご覧ください。
本のご購入は八木書店ウェブサイトでお願いします。
第20回大会 馬がつなぐ古代社会
2019年6月22・23日に早稲田大学で開催しました。
6月22日(土) 13:00〜17:30 |
総 会 | ||
馬関連の遺構・遺物からみた陸奥国府とその周辺 | 高橋 透 氏 | ||
群馬県榛名山テフラ下情報から得たウマ飼育の様子 | 杉山 秀宏 氏 | ||
群馬県安中市横野台地の牧と道路 | 井上 慎也 氏 | ||
富山市百塚住吉d遺跡発掘調査の厩舎遺構 | 鹿島 昌也 氏 | ||
6月23日(日) 10:00〜16:40 |
律令国家の駅制と駅家の比定の可能性 −肥後国片野駅推定地と出土「馬取」刻書土器を中心として− |
花岡 興史 氏 | |
科野の馬・信濃の馬と考古資料から東山道を考える | 西山 克己 氏 | ||
日本古代の馬政と交通 | 佐藤健太郎 氏 | ||
馬匹生産地の形成と交通路 | 諫早 直人 氏 | ||
動物考古学から見た馬匹生産と馬の利用 | 植月 学 氏 | ||
討論 |
大会資料集は完売しました。
<大会の内容を核として、八木書店から『馬と古代社会』が出版されました。(2021.5.25刊行)
本の詳細は『馬と古代社会』チラシをご覧ください。
本のご購入は八木書店ウェブサイトでお願いします。
第19回大会 移動を支えた人と場・道
2017年6月24・25日に日本大学経済学部で開催しました。
6月24日(土) 13:00〜17:30 |
総 会 | ||
宮城県大崎市団子山西遺跡 | 西村 力 氏 | ||
鳥取県青谷横木遺跡の道路遺構と条里地割 | 坂本 嘉和 氏 | ||
山陰道『出雲国風土記』の枉北道―魚見塚遺跡発掘調査から― | 江川 幸子 氏 | ||
島根県出雲市杉沢遺跡―山陰道『出雲国風土記』の正西道― | 宍道 年弘 氏 | ||
千葉県市川市国府台遺跡192地点(※1) | 垣中 健志 氏 | ||
6月25日(日) 10:00〜16:30 |
古代日本の交通と仏教施設 ―八世紀後半〜九世紀前半の仏教施設における救療機能と貢調運脚夫― |
藤本 誠 氏 | |
コメント:唐代の交通と仏教施設―交通を支える宿泊施設と福田思想― | 河野 保博 氏 | ||
古代における道路・橋の維持管理 | 十川 陽一 氏 | ||
コメント:古代における京内道路・橋・溝渠の整備・維持管理について | 井上 正望 氏 | ||
須恵器と『居宅交易』―武蔵国入間郡の一事例― | 渡辺 一 氏 | ||
コメント:武蔵国分寺造営における瓦の生産と流通について | 井上 翔 氏 | ||
パネルディスカッション | |||
※1:大会直前に急遽報告していただくことが決まったので、資料集には掲載されていません。 |
大会の内容を核として、八木書店から『日本古代の輸送と道路』が出版されました。
本の詳細やご購入は八木書店ウェブサイトをご覧ください。
第18回大会 複合遺跡のなかの駅家
2015年6月20・21日に専修大学で開催しました。
6月20日(土) 13:00〜17:30 |
総会 | ||
埼玉県所沢市東の上遺跡 | 根本 靖 氏 | ||
栃木県那須烏山市長者ヶ平遺跡とその周辺 | 木下 実 氏 | ||
上野国新田郡衙と周辺の遺跡 | 小宮 俊久 氏 | ||
福島県広野町桜田W遺跡 | 福田 秀生 氏 | ||
6月21日(日) 10:00〜16:30 |
播磨国諸駅家と関連遺跡群 | 岸本 道昭 氏 | |
伊場遺跡群と遠江の古代交通 | 鈴木 敏則 氏 | ||
出土文字資料から伊場遺跡群を考える | 渡辺 晃宏 氏 | ||
地方官衙研究の歴史と現状 | 鐘江 宏之 氏 | ||
パネルディスカッション |
大会の内容を核として、八木書店から『日本古代の道路と景観−駅家・官衙・寺−』が出版されました。
本の詳細やご購入は八木書店ウェブサイトをご覧ください。
第17回大会 古代の運河
2013年6月29・30日に学習院大学で開催しました。
6月29日(土) 13:15〜17:30 |
総会 | ||
相模国高座郡津と水上交通 −下寺尾官衙遺跡群の調査成果とその周辺− |
田尾 誠敏 氏 | ||
多摩川中流域の沖積地開発 | 荒井 健治 氏 | ||
藤原宮の造営と運河 | 小田 裕樹 氏 | ||
塩津港 見つかる | 横田 洋三 氏 | ||
6月30日(日) 10:00〜16:30 |
古代の運河と港湾遺跡 | 井上 尚明 氏 | |
文献史料からみる古代の運河・津 | 中 大輔 氏 | ||
古代越後平野の内水面交通―出土文字資料の検討を中心に― | 相沢 央 氏 | ||
「美濃国」刻印須恵器の流通と古代水上交通 −岐阜市所在岩田西遺跡発掘調査事例をもとに− |
朝田 公年 氏 | ||
総合討論 |
大会の内容を核として、八木書店から『日本古代の運河と水上交通』が出版されました。
本の詳細やご購入は八木書店ウェブサイトをご覧ください。
第16回大会 山国の古代交通−東国の峠・坂・川−
2011年6月25・26日に明治大学駿河台校舍で開催しました。
6月25日(土) 12:30〜17:30 <事例報告> |
総会 | ||
栃木県森後遺跡 | 吉田 哲 氏 | ||
群馬県安中市西横野地区における古代道路の調査とその周辺 | 井上 慎也 氏 | ||
埼玉県内の古代道路跡−近年の調査成果から− | 永井 智教 氏 藤野 一之 氏 |
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京と北陸を結ぶ交通路と塩津湊 | 濱 修 氏 | ||
熊本県花岡木崎遺跡 | 宮崎 敬士 氏 | ||
6月26日(日) 10:00〜16:30 <シンポジウム> |
中部山岳地域における駅制と地域社会 | 大隅 清陽 氏 | |
アルプスの廃寺−天狗沢窯出土軒丸瓦の祖型をおって− | 山路 直充 氏 | ||
川を上り峠を越える製塩土器 | 平野 修 氏 | ||
峠・境と古代交通 | 鈴木 景二 氏 | ||
パネルディスカッション |
大会の内容を核として、八木書店から『古代山国の交通と社会』が出版されました。
本の詳細やご購入は八木書店ウェブサイトをご覧ください。
第15回大会 日本と東アジアの古代道路
2010年6月26・27日に国学院大学渋谷キャンパスで開催しました。
6月26日(土) 12:30〜17:30 |
総会 | ||
東アジアの古代道路−世界的視圏から− | 木下 良 氏 | ||
「秦の直道」の発掘について | 張 在明 氏 | ||
中国の古代道概論 | 武部 健一 氏 | ||
6月27日(日) 10:00〜16:30 |
推定秦直道が通る地形と地名 −「秦の直道」視察報告− |
小鹿野 亮 氏 | |
渤海の交通路を考える | 小嶋 芳孝 氏 | ||
韓国古代の道路と交通路 | 山本 孝文 氏 | ||
日本における直線道路の成立について | 近江 俊秀 氏 | ||
総合討論 |
第14回大会 アヅマの国の道路と景観
2008年6月28・29日に早稲田大学戸山キャンパスで開催しました。
7月1日(土) | 個別事例報告 | ||
埼玉県吉見町吉見条里遺跡 | 弓 明義 氏 | ||
入間郡と東山道武蔵路 | 田中 信 氏 | ||
茨城県水戸市台渡里廃寺長者山地区・大串遺跡第7地点 | 川口 武彦 氏 | ||
栃木県那須烏山市長者ヶ平遺跡 | 板橋 正幸 氏 | ||
三軒屋遺跡とその周辺 | 出浦 崇 氏 | ||
天良七堂遺跡とその周辺 | 小宮 俊久 氏 | ||
7月2日(日) | テーマ報告 | ||
国府の景観と道路−武蔵国府を中心に− | 江口 桂 氏 | ||
東山道の郡家遺跡−史料との関連から− | 前沢 和之 氏 | ||
東山道武蔵路の景観−所沢市東の上遺跡を中心として− | 根本 靖 氏 | ||
郡家周辺の景観−幡羅遺跡とその周辺− | 知久 裕昭 氏 | ||
万葉集東歌・防人歌と交通 | 小野 一之 氏 | ||
南武蔵から相模へ−多摩よこやまの道と多摩古道・保全と活用 | 宮田 太郎 氏 |
大会資料集は完売しました。
第13回大会 官衙と交通
2006年7月1・2日に専修大学神田校舎で開催しました。
7月1日(土) | 共同研究 官衙と道路 | ||
神奈川県平塚市東中原e遺跡の道路遺構と相模国府 | 栗山 雄揮 氏 | ||
陸奥北辺の官衙と交通−近年の調査成果から− | 村田 晃一 氏 | ||
福島県南相馬市泉廃寺跡の交通関連施設について | 藤木 海 氏 | ||
兵庫県上郡町落地遺跡の駅家遺跡と道路 | 小田 賢 氏 | ||
7月2日(日) | 共同研究 郡・評と交通 | ||
古代地方官衙と交通 | 山中 敏史 氏 | ||
評制と交通制度 | 森 公章 氏 | ||
伝馬制の諸問題 | 市 大樹 氏 | ||
郡域の編成と交通路 | 門井 直哉 氏 |
大会資料集は完売しました。
古代交通研究会:〒085-8580 釧路市城山1-15-55 北海道教育大学釧路校 史学第1研究室 気付
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